シーリング工事は、建物の防水性や気密性を保つために重要な工事です。外壁のひび割れや隙間を埋めることで、雨水の侵入を防ぎ、建物の寿命を延ばします。

1. シーリング工事の目的

建物の防水性や気密性を高める。
雨水の侵入を防ぐ。
地震や風圧による建物の揺れやたわみに追随して伸縮する。
建物の耐久性を高める。
冷暖房効率を高め、エネルギーの節約につなげる等です。
2．シーリング工事の対象箇所

外壁ボード間のつなぎ目。
外壁とサッシの隙間。
手すりや笠木など建具とコンクリートの間にできるスキ間。
3．シーリング工事をする目安

シーリング材にひび割れや肉やせ、剥離などの劣化症状がみられたとき。
新築や前回の打ち替え工事から5〜10年が経過した頃。
4. シーリング材の種類

シーリング材には、さまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
シリコン系: 耐候性、耐久性に優れており、室内や水回りに適しています。
ウレタン系: 柔軟性があり、動きの大きい箇所に適しています。
変性シリコン系: シリコン系とウレタン系の両方の特徴を持ち、幅広い用途に使えます。
アクリル系: 価格が安く、DIYにも適していますが、耐久性は比較的低いです。
長期耐久型ハイクオリティ １成分型ウレタンンシーリング：現在主流になっている特殊高耐久ポリマー「LSポリマー」を配合することにより、これまでにない耐久性、耐候性を実現した「超寿命シーリング材」です。
5. シーリング工事の工程

古いシーリング材の撤去: カッターや専用の工具で、古いシーリング材を撤去します。
清掃・下地処理・養生・プライマーを塗布して、シーリング材の密着性を高めます。
シーリング材の充填: シーリング材を隙間に充填し、ヘラで均一に仕上げます。
6. シーリング工事の費用相場

シーリング工事の費用は、シーリング材の種類、施工箇所、施工面積などによって異なります。一般的な費用相場は、以下の通りです。

シーリング打ち替え：1メートルあたり800円～1,200円程度
シーリング打ち増し：1メートルあたり500円～900円程度
7. シーリング工事の注意点

信頼できる業者選び・ シーリング工事は、専門的な知識と技術が必要なため、信頼できる業者を選ぶことが重要です。
シーリング材の選定・施工箇所や用途に合わせて、適切なシーリング材を選ぶ必要があります。
定期的なメンテナンス・ シーリング材は、経年劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。
シーリング工事は、建物を長持ちさせるために重要な工事です。定期的なメンテナンスを行い、建物を守りましょう。